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487 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 22:23:23 ID:5OHoJsEh
「篤志。ちょっと、外に出ておいで」
そう言って母の喜久子が篤志に千円札を数枚、握らせた。これで、時間を潰してこいと
いうのである。

「ちょっとって、どれくらい?」
「そうね・・・二時間くらい」
喜久子は鏡台の前に座り、化粧を始めていた。身には真新しい総レースの黒い下着が
着けられており、明らかに男の目を意識している。篤志は無言のまま、自宅を出た。

篤志が住んでいるのは、うらびれた長屋である。平成のバブルにも乗り遅れた、くすんだ
昭和の影を色濃く残す土地だった。戦後のどさくさに家屋が立ち並んだせいで、今も区画
整理がすすまない場所だ。篤志はここで生を受け、先月、十六歳の誕生日を迎えている。

家を出てすぐ、黒塗りの高級車とすれ違った。運転していたのは、喜久子が勤務する不動
産屋の社長だった。名は野上と言い、人相の悪い五十がらみの男で、近隣での評判もすこ
ぶる悪い。もちろん、篤志も野上を嫌っている。出来れば顔も合わせたくない相手だ。
「おい、篤志」
車が道端に停まった。篤志は舌打ちをして、運転手を睨みつける。
488 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 22:48:27 ID:5OHoJsEh
「母ちゃんなら、家に居るよ」
「そうか。ちょっと、こっちへ来い」
野上が手招くので、そちらの方へ行くと、
「小遣いだ。取っとけ」
一万円札が一枚、篤志に手渡された。

「貰う理由が無いよ」
「いいんだ。それで、映画でも見て来い」
要するに野上も母と同じで、金をやるから時間を潰してこいと言うのである。映画を見て
こいという事は、二時間かそこらは帰ってくるなと言っているも同然だった。
「・・・ありがとう」
「おう。じゃあな」
高級車は静かに発進し、篤志が今来た道を反対に辿っていった。もちろん、行き先は我
が家に決まっている。

「何なんだよ、一体・・・」
篤志は空を見上げた。つまらない世の中だと思う。何の救いも無い時世だとも思う。未来
に希望があるかと問われれば、無いと答えるだろう。どころか、今この時さえ、篤志には居
場所が無いのだ。
「あっ、雨だ・・・」
泣きっ面に蜂とでも言うべきか、街は雨に煙り始めた。篤志は傘を持っていない。仕方が
無いので、一旦、家に帰る事にした。
489 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 23:04:22 ID:5OHoJsEh
雨足が強くなり、視界が靄がかったように白くなる中を篤志は駆けていた。長屋が見えた
が中には入れないので、庭から家に上がり、納屋に仕舞ってある傘を取りに行くつもりだ
った。すると──

「あっ!」
篤志が庭に入った瞬間、縁側に吊るされた簾の向こうに、絡み合う男女の姿を見た。男は
野上で、女は母、喜久子だった。
「うふん・・・悪い人ね。奥さんも子供もいるってのに」
ワンピース姿の喜久子が野上にしなだれかかる格好で、ビールを手にしている。方膝をつ
いているので、黒のパンティが丸見えになっていた。

「浮気は男の甲斐性ってやつだ。女房には何も言わせねえよ」
「ふふ・・・あたし、悪い男って好きよ。だって、格好いいじゃないの・・・」
喜久子の手が野上のシャツの中に伸びていく。五十の坂を下っている野上だが、胸板が
厚く体は中々、逞しい。若い頃は肉体労働に従事したのだろうか、筋肉のつき方も尋常で
はなかった。
「ねえ、あんた。そろそろ・・・」
「おう。奥の座敷に行くか」
二人はそう言うと肩を組んで簾の向こうへ姿を消した。雨は更に激しさを増していたが、
篤志は庭に立ちすくんだまま呆然とするだけであった。
490 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 23:20:41 ID:5OHoJsEh
「あはは・・・やだあ、ちょっと・・・」
酔い痴れた喜久子が、野上に服を脱がされている。まずはワンピース、それからブラジャ
ーに手が伸びて、お椀型の乳房がお目見えとなった。すると野上は喜久子を背後から抱
き、乳房を包むように揉み込み、その先端を指で扱き始めた。

「あっ・・・うん・・・」
喜久子は敷かれた布団の上に這いつくばり、なすがままとなる。張りのある乳房は形を変
え、力強い愛撫を受け入れていた。
「いや・・・あんた・・」
「感じてるんだろう」
「・・・当たり前じゃないの。意地悪ね」

野上と喜久子は互いに見詰め合った後、自然に唇を重ねた。舌を絡ませ、唾液を吸いあう
二人は、部屋の外から覗き見をする視線には気付かず、ただ本能のまま貪りあうだけで
ある。
「ねえ、あんたの、おしゃぶりさせて」
「ああ、頼む」
喜久子は甘く切ない声で、淫らなおねだりをした。そして、ズボンと下着を脱いだ野上は、
まるで大木の幹のような異形の男根を喜久子の鼻先へと放り出した。
491 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 23:36:36 ID:5OHoJsEh
「ああ・・・いつ見てもすごい迫力ね、あんたのチンポ」
「特注品だからな。しっかりと味わってくれよ」
喜久子が手にした男根には、雁首を持ち上げるようにいくつかの玉が埋め込まれて
いる。いわゆる、シリコンボールというやつだ。実は野上は若かりし頃、ヒモのような
生活をしており、女をこます為に男根をいじっていたのである。

「うふっ・・・それじゃあ、奥さんには悪いけど・・・頂いちゃおうかしら」
喜久子はうっとりと目を細め、玉入り男根に舌を這わせた。これが交わった際に、女
を泣かせるのである。それを知る喜久子は雁首から尿道口にかけ、丹念にねぶって
いくのであった。一方、その様子を見ている篤志は、膝が震えんばかりに驚いていた。

(な、なんだ・・・あのチンポコは・・・母ちゃんは、あんなモノを・・・)
篤志にだって男女の営みぐらいは分かる。しかし、玉入りという異形の上、野上の男
根は凄まじく大きい。篤志は自分の物と比較して、それが女を苛むのに相応しい道具
である事を理解した。そして母は、以前からあれを捻じ込まれているのだ。そう考える
と篤志の心は逸り、全身におかしな汗をかくのである。

「どうだ、うまいか?」
「最高よ。ああ、早くこれをブッ込まれたいわ・・・」
喜久子の上目遣いの表情には、異形の男根を望む女の本能が浮かび上がっていた。
それは、牝が牡を欲する、ごく原始的な欲望だった。
492 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 23:47:33 ID:/mFuTwuE
今回のラストにも期待
493 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/16(月) 23:50:20 ID:5OHoJsEh
「もう、おしゃぶりはいいだろう。後ろを向いて、ケツを上げな」
「ふふっ・・・こうかしら」
喜久子は布団の上に四つん這いとなり、尻だけを高く上げた。その後、黒いパンティは
野上の手によって桃尻から剥かれ、部屋の片隅に放り投げられた。

「ぶち込むぞ」
「ああ・・・ぶち込むって、いい響きね。さあ、やってちょうだい」
ビクッと一瞬、喜久子の全身に震えが走る。そして、野上の男根は花弁を分け入って、
女穴を田楽刺しにした。
「はあうッ!」
がくん、と喜久子の体が痙攣した。男根はまだ、半分も入っていないが、喜久子はきり
きりと背を弓なりにして、異形の威力の凄まじさを物語っていた。

「どうだ、喜久子」
「す・・・凄いわ。最高・・・」
ふうと一息ついて、喜久子は笑顔を見せた。そして野上は、男根をまた少し女穴に捻じ
込んでいく。
「ああ・・・すッ・・・凄いッ!ああ・・・あ・・」
おぞましき異形にじわじわと征服される感覚は、喜久子にしか分からない。だが、繋が
った男女の肉に泡立った粘液が絡みついているのを見れば、遠巻きに居る人間にもそ
の思いのいくらかは伝わるに違いない。まして、それが我が子であるならば。
494 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 00:04:23 ID:5OHoJsEh
しばらくして、雨は更に激しさを増す。ほとんど銃弾のような礫が屋根に響き、耳を劈いて
いる。それをいい事に、男女はあられもない声を、誰に憚る事無く上げていた。
「ああッ!あんたのチンポ、最高だよッ!あああ・・・」
「そんなにいいのか?ああ?だったら、もっと腰を振らんか!この淫売め!」

篤志は野上に足を絡め、背に腕を回す母の姿を瞬きもせずに見つめている。髪を振り乱し、
男に身を阿る喜久子の姿は、鬼気迫る物があった。
「あひーッ!い、いく!」
「まだいくな。俺の玉入りは、ちっとも楽しんじゃいないぜ」
野上は喜久子の両足を放胆に開かせ、足首を掴んでぐいぐいと男根を捻じ込むのである。
三浅一深をキッチリと守り、自慢のシリコンボールで、喜久子を女泣かせに泣かせてやる
のだ。

「あーッ!だめ!いくうッ!」
「仕方のないやつだ。だがお前がいっても、俺はやめないぞ」
「ひいーッ・・・」
喜久子の叫びが響き、女体が咽び泣く。その一部始終を篤志は傍観していた。それ以外、
成す術が無かったのである。
495 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 00:18:01 ID:U/7olYt7
「今度、いつ来られるの?」
喜久子は再び鏡台の前に座り、髪を梳かしていた。化粧は崩れたが、特に直す気配は
ない。後で汗ばんだ体をシャワーで清めるつもりなのだ。

「来週の木曜・・・だな。その次の土曜は、接待ゴルフがある。お前も行くか?」
「接待って・・・十九番ホールもあるやつ?」
「そうだ。しかも相手は、石田の爺さんだ」
「ああ・・・あの土地成金ね。スケベで、お店に来るたびあたしのお尻を触る、嫌なやつ・・」
喜久子は野上の方を向いて、舌を出した。

「あの爺さんが、お前を抱きたがってる」
野上が静かに言うと、髪を梳く喜久子の手が止まった。
「断ると、どうなるの?」
「どうもならない。他の女をあてがうつもりだが、それがお気に召さなきゃ心証を悪くする
だけだ。得意先をなくすだけさ」
タバコをくゆらせながら野上は呟く。

「爺さん、七十近くなっても現役らしい。若い女をあてがうのは簡単だが、男の扱いに慣れ
た年頃の女がいいとほざきやがった」
「七十か・・・あたしの親父よりも年上じゃないの・・・」
「愛人にしたいとか言ってる」
「冗談はやめてよ」
二人の間に重い空気が漂った。
496 名前: パパイヤ鏑木 [sage] 投稿日: 2006/01/17(火) 00:37:53 ID:U/7olYt7
「・・・行ってもいいわ。その接待」
喜久子がそう言うと、野上は急に顔を強張らせた。その表情には、商売を営む男がこれ
までに刻んできた、苦渋の皺が浮かんでいる。

「七十の爺いのチンポ、しゃぶれるのか、お前」
「・・・別に。まあ、楽しくは無さそうだけど」
「そうか・・・」
野上はタバコの火を消し、立ち上がった。雨はいつの間にか止んでいる。
「今までだって、何度も同じような事、してきたし・・・どうって事ないわよ」
「すまん」
「謝らないで。バカね」
喜久子の目にうっすらと浮かぶ涙には気づかぬふりをして、野上は長屋を出た。すると、
路地裏に停めておいた車の前に篤志が立っていた。篤志は捨てられた野良犬のような
目で、野上を見ている。睨みつける、というのではなく、どこか同類相憐れむとでも言わ
んばかりの眼差しだった。

「俺もお前と何にも変わらんよ」
野上は眉を垂れ下げ、惨めな顔つきで言った。それが無責任な言葉に聞こえたが、篤志
は何も言わずその場に立ちすくんでいる。この男も結局、自分と同じなのだ。しかし、何故
男は他人の女を欲するのであろう。篤志にはそれが分からない。ただひとつ理解できたの
が、野上に犯される母の姿は美しかった──。それだけである。

おしまい
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