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32 名前: 1982 投稿日: 2006/07/08(土) 06:06:08 ID:UjHF0jIM
「あっちーなぁ」その日も30度をこえる暑さでTシャツが汗でビショビショだ
った。
「早く帰ってシャワー浴びてーな」サンサンと照りつける太陽の下1人ごちる。

「あれ?」家が確認できる距離にさしかかった時だ、うちの門の前から自転車
が走り去って行くのが見えた。
友人が訪ねてきたのだろうか?と思い大声で呼びかける。「おーい」
しかし自転車に乗った男はまったく気ずくことなく僕の歩いている方とは逆
のほうこうに消えていった。

33 名前: 1982 投稿日: 2006/07/08(土) 07:01:07 ID:UjHF0jIM
「ただいま」家に入り靴を脱ぐ。10秒後に「おかえり・・うわっ、シャ
ツビショビショじゃないの」と母の声。”こんなに暑いんだ、しかたが
ないだろ。”と心の中で思いつつ「すぐ風呂に入るよ」「そうして。男
臭くてしょうがないもの」と笑いながら冗談を言う母紗江子。たしか今
年で41歳になった母の体形は自分で言うのもなんだが周りのそれとくら
べても断然きれいだと思う。近くで見れば年相応に小じわなんかも見え
てきたが母が言うほど目立ってはいないし。ともかくそんな母に一言憎
まれ口を叩きつつ風呂場に向かう。
服を全部脱ぎ冷たい水を浴びる。「生き返るぜ」外で吸収した熱を水の
冷気がひやしていく。「タオルおいとくね。」母がドア越しに言う。
その時ふと帰りの家の前のことを思い出した。
「ねぇ母さん、さっき誰か来た?」「・・・きてないわよ。」なぜか歯
切れの悪い母。「うちの前から自転車が出てきたのみたからさ」
「・・・・」「母さん?」「えっ、あ、あぁ、だから誰も来てないわよ
。太一の見間違いじゃない?」「そう・・ならいいんだ」「変な子ね、
焼きそば作ってあるから早く出てきて食べてね。」「・・うん・・」そ
う言って母は脱衣所から出て行った。「嘘つき」母h明かに嘘をついて
いる。家から出てきた人間を見間違えるほど馬鹿ではない。確かに自分
の家から出てきたのだ。”なぜ母さんは嘘を・・・”
僕の心は母への不信感がつのっていった。
35 名前: 1982 投稿日: 2006/07/08(土) 08:27:43 ID:UjHF0jIM
夏休み。17歳の僕にとってそれはもはや休みではない。来年には大学受
験を控えているのだ、とても手放しで喜べたものではない。しかし僕に
はこの夏こそはとかれこれ3年間想い続けた目標があった。
”今年は必ず童貞を・・”

36 名前: 1982 投稿日: 2006/07/08(土) 08:28:20 ID:UjHF0jIM
「おーい、太一ぃ」その時後ろから聞き覚えのある野太い声がした。秀
治だ。
彼は中学から一緒でいわゆる親友と言う奴だ。「あー、何で俺にはお前
みたいな暑苦しい奴しか周りにいないんだろう」「まっしょうがないだ
ろ今更。それよりビッグニュースだぜ、3組の林童貞卒業したらしいぜ」
「なぬ!」林と言う奴はうちの高校1のキモキャラで見た目は爬虫類の
ような顔立ちそして頭もあまりよくない(学業ではなく、周りの空気を全
く読めないという意味)という逆パーフェクト野郎なのだ。それに僕は別
の意味でも奴が苦手だった。最近になってやたら僕の顔を見るのだ。いや、
見るなんてものではない、ガン見だ。そのくせ僕が「なに見てんの?」と
文句を言うとキョドッて謝るというのがここ最近続いていたのだ。
「あ、相手は誰だよいったい!」すると秀治から意外な答えが返って来た。
「実はさ・・人妻らしいんだわ」「はぁ?」「いやっ俺もちゃんとは知ら
ないんだけど、林の奴が自慢してたって3組にいる知り合いがさ」
あまりに現実離れしている話に僕は呆気にとられたがすぐに林の可哀相
なホラであると断定した。
あんなキモい野郎に良識ある大人の女が惹かれるわけがないのだ。
「ないない、絶対似ない」「そうだよな、あんなのにできたら俺なんて
今頃5股はかけてるね。」そういい2人でゲラゲラと笑った。「それにし
てもあいつもよくバイト先の上司くどいただなんて妄想するよな」
「ふーん、あいつバイト先の上司と付き合ったなんて言ってたの?」
「ほらあいつ駅前のスーパーでバイトしてるらしいからさ」「・・・駅前のスーパー?」
駅前にスーパーは1件しかない。しかもそのスーパーは(か、母さんが働いてる所だ)
確か相手は人妻ていってたよな、まさか・・・ある訳ないよな。第一母さんが相手に
する訳がない。それにこれは奴の妄想なんだから。
「馬鹿馬鹿しい」「ん、なんか言った?」「別に、それより帰りにゲーセンよってこうぜ」
しかしその2日後僕は絶望のどん底に落とされるのであった。


357 名前: 1982 投稿日: 2006/08/02(水) 10:16:22 ID:vJK+4AcG
8月3日

突然の夕立だった。
0原良0はやっぱりいいかげんな奴だ。
彼のおかげで雨と家まで付き合わなければならないようだ。
それにしても秀治の奴、いったいなんだったんだろう。
朝1で「今日、塾いくの?。だったら待ち合わせしよう」と言ったくせに、その本人がいくら待っても来やしない。
「ったく、アイツ・・・」
なぜだかムショウに腹が立つ・・・。
秀治にすっぽかされた事ではなく、帰る時に会った”林”のせいだ。


358 名前: 1982 投稿日: 2006/08/02(水) 11:33:03 ID:vJK+4AcG
・・・サトウシュニンハキミニイエナイヒミツガアル・・・
相変わらずのムカつくにやけ顔で言われたのがわずか5分くらい前のことだ。
(・・サトウシュニン・・って母さんの事か?)
不意打ちを食らったようで意味を把握できない僕に続けざまに林は、
「ふふ・・主任って意外と情熱的なんだね」
「・・・どうゆう意味だよ」
ここが塾のエントランスじゃなきゃ殴りかかっていただろう。それ程林の言い方は挑発的だった。
「ねぇ佐藤君、わんぱく公園のトイレの噂知ってる?」
「あぁ・・・SEX見せびらかしてるカップルがいるてゆう・・」
「そう。それも決まって8時過ぎになるとね。」
わんぱく公園の痴女カップルの噂はここ1,2ヶ月前から耳にするようになった。
夜8時過ぎに公園のトイレから女の喘ぎ声が聞こえるとゆう、思春期特有の都市伝説のようなもので、
話も人によってバラバラで僕自身あまり真面目にとらえてなかった。
「で、?」
「明後日の土曜日・・ふふ、出るかもね」
「お前何言ってんの?」
本当にムカつく奴だ。ケンカ売ってんのかと思ってしまう。でも奴は意味ありげに、
「観に行って損はないと思うよ。まっ、得もしないと思うけど・・・決めるのは君次第だけどね。」
そう言って去って行ったわずかのが4,5分前だった。
童貞の僕にとって、凄く興味深い話だったがそれよりも”林”にオナネタを提供されたようで、
複雑(ムカつくよう)な気分だったのだ。

360 名前: 1982 投稿日: 2006/08/02(水) 14:50:07 ID:vJK+4AcG
「はぁぁぁっ、帰ろ。」
いつもならこのままゲーセンにでも行って時間を潰すのだが今日はそんな気になれなかった。
林のこともあったせいか帰ってシャワーを浴びてベットに潜りこみたい気分だった。
考えてみれば母は今日休みだ。時間的に夕飯の用意をしてくれているはずだ。
気ずけば雨はやみ家は目の前だ。ふと林の言葉を思い出す。
(母さんの秘密?俺の知らない母さんの秘密・・・そんな事ある訳無い。)
・・・馬鹿馬鹿しい。林の嫌味を真に受けるなんて。
そう思い玄関に視線を送ったとき意外な人物が扉から顔を出した。
「秀治?」
我が家から出てきたのは間違いなく親友の秀治だった。
「太一、ごっゴメン。」開口一番秀治は謝った。
「お前・・・。もういいよ。」1時間近く待った事とか言いたい事は山ほどあったが
彼の申し訳なさそうな顔を見ると言葉が引っ込んだ。
「悪ぃ、急に腹が痛くなって・・」一所懸命言い訳をする友人はどことなくぎこちない。
「でっ何でお前が家から出てくるわけ?」すると秀治は、
「携帯堕ちてさぁ(充電切れ)どうしょうも無いからおばさんに伝言頼んだわけよ」
「ふーん。お前そんなにマメだったっけ?」
「バーカ。これでも悪いと思ってるのよ」
そうゆう秀治の顔にようやく笑顔がこぼれる。
その時なぜか林の事が頭をよぎり、秀治に相談しようかと思った。
「なぁ、秀・・・」話そうと思った時、急に、
「ゴメン!!今親父に呼ばれてるんだわ。話は明日聞くから・・」
そう言って携帯を指差しながら申し訳なさそうに頭を下げながら帰って行った。
(ったくっ、忙しい奴だなアイツは。)
言いたい事だけ言ってさっさと帰る。成長しない奴だねぇーと思う。
(でもアイツ、携帯堕ちてるのに何時おじさんに呼ばれたのかな?)
秀治に電話してみる。
「・・・・・デンゲンガハイッテイナイタメ、カカリマセン」
おなじみのガイダンスが流れる。
「まっ明日にでも聞けば・・・」と軽い気持ちで家に入って行った

361 名前: 1982 投稿日: 2006/08/02(水) 18:50:05 ID:vJK+4AcG
「ただいま・・母さん飯ぃ」
靴を脱ぐのもそこそこにどうしても食欲の方が先に出てしまう。健康な17歳の佐賀ととゆうべきか。
「あれ?母さん?」
いつもなら返って来るはずの返事がない。どうしたんだろうと台所・リビングと母の姿を探す。
だがそこの母の姿は無い。部屋で眠っているのかと母の寝室に向かおうとしたとき風呂場から水の流れる音がした。
(お風呂?こんな時間にどうして・・)
浴室のドアを開け中を伺う。洗濯機横にある籠には母の物であろう衣服が脱ぎ捨てられていた。
扉を隔てた向こう側からは母の鼻歌が聞こえてくる。汗でもかいてシャワーを浴びてるんだろう、そう結論づけて
ドアを閉めようとした時、洗濯籠の中の白い布切れが目に入った。
(こっ、これって母さんの・・・)母の下着だった。
水色のワンピースの下に半分顔を覗かしていた。いつもの自分なら気にせず出て行っただろうが、
昼間、林から言われたあの事が理性を消し去って行くのだ。
(・・・母さんの秘密・・)
自然と右手は母のパンティーに伸びていた。手にしたとたんアル中のように腕はブルブル震えていた。
いや、腕だけではない、体全体が自分の行為に逆らうかのように震えてしまうのだ。
目は血走り、喉は渇く。鼻息は荒くうまく呼吸すらできない。震える手で、ゆっくりその布切れを顔に近づけていく。




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